高校生や中学生の大会のシーズンですね。怪我無く無事にプレーできるのが一番です!
ですがアクシデントでケガをしてしまうこともあるでしょう。その時に慌てないために是非押さえてほしい、トレーナー系の学校で最初に習うものをご紹介します。
「RICE処置」
聞いたことがある方もいると思いますが簡単に言葉の意味と目的説明します。
R レスト:休息、安静
ケガの患部はもちろん、全身的な安静も初期には必要です。3日程度は安静に。
I アイシング:冷却
患部は熱を持ちます。また細胞は内出血で溺れるような状態になり十分に栄養が行きわたらなくなります。そのままでは細胞の活動は続き、低酸素、低栄養状態となり壊死してしまいます。これは損傷部分の拡大になるため、冷やすことで細胞の活動レベルを下げます。冷凍保存のイメージ。氷やアイスノンのようなものがいいでしょう。15~20分を1時間おきに48~72時間を目安に。
C コンプレッション:圧迫
患部の内出血を抑えるのと若干の固定効果。パットや包帯を使い物理的に内出血が溜まるスペースを少なくします。
E エレベーション:挙上
クッションなどを使い、患部を心臓より高い位置にして末端の内出血や浮腫みを抑えます。
ざっとこんな感じです。
この処置が活躍しないのが一番ですが、もしケガをしてしまった時にしっかり処置することで、その後の復帰のスピードにも影響します。万が一に備えて是非ご参考に。