熱中症での冷却方法

湿度も気温も高くなりがちですが、こんな時に注意が必要なのは熱中症です。真夏よりも梅雨の時期がリスクが高いともいわれています。

 

熱中症により40℃以上の高温が続く場合、脳や臓器への障害が発生し最悪の場合死に至ります。

 

熱中症になった時の応急処置として3点冷却が講習会などで伝えられていますが、近年では全身を氷水で冷却する方法が最も効果的とされてきています。(氷水浴)深部体温を早く下げることが重要となるためです

学校やスポーツ現場など、氷水浴が難しい場合には水道から水をかけ続ける方法が推奨されています。これに3点冷却を組み合わせて行うことで冷却を早めることができます。室内ではエアコンを活用した上で濡れたタオルを全身に当てる、アイスパックを全身に当てるなどを組み合わせての対応もあります。大きな動脈だけでなく、全身を冷やすことを併せて行います。冷却は深部温度が39℃になるまで続けるとされていますが、現場では測定できない場合、本人が「寒い」というまでは続けることが進められています。救急車を呼ぶことも必要な場合がありますので、熱中症を軽く考えず、自分や周りの命を守るために行動できるといいですね。

これらの対応は日本スポーツ協会などでも詳しく掲載されていますので参考にしてみてはいかがでしょう?

 

当然ながら熱中症にならないことが重要ですので日頃の体調管理、行動するときの水分補給や体調観察から予防に努めましょう。